電子情報技術産業協会(JEITA)は2014年3月25日、2月のパソコン国内出荷実績の調査統計をWebサイトで公表した。これによると、2月の出荷台数は123万7000台で前年同月比22.2%増、出荷金額は974億円で前年同月比30.0%増と大幅に増えた。

 出荷台数は5カ月連続で前年同月を上回り、12月からの3カ月は単月台数が過去最高だった。出荷金額は8カ月連続で前年同月を上回った。

 台数・金額はデスクトップパソコン、ノートパソコン共に大きく伸びている。Windows XPのサポート切れによる買い換えや、景気回復、増税前の駆け込み需要などを反映しているとみられる。

 2013年4月~2014年2月までの累計出荷台数は1046万7000台(前年同期比6.9%増)、累計出荷金額は7951億円(同13.3%増)となった。3月を終えた2013年度通算でも前年を上回る可能性が高い。パソコン出荷金額は2011年度から前年割れが続いていたが、2013年度は3年ぶりに出荷金額が前年を上回ることになりそうだ。

 JEITA統計の調査対象メーカーはアップルジャパン、NEC、オンキヨー、セイコーエプソン、ソニー、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、ユニットコム、レノボ・ジャパンの11社。

電子情報技術産業協会(JEITA)の発表資料