このところ話題の「ウエアラブル・デバイス」をテーマにしたイベント「Wearable Tech Expo in Tokyo 2014」が、2014年3月25日に開幕した(写真1)。ウエアラブル・デバイスを開発する、あるいは今後関わりを持ちそうな企業や個人が多数登壇、最新のウエアラブルの動向や魅力、課題を共有した。
初日の25日の冒頭の講演では、主催者の1社である朝日新聞メディアラボの竹原大祐氏が、ウエアラブル・デバイスを活用することで、メディアや取材スタイルが変わるだろうと語った。
続いて登壇したログバーの吉田卓郎氏は、昨年から話題になっている指輪型の入力デバイス「Ring」を実演した(写真2)。一部デモの滞りはあったが、Ringをつけた指を動かすことによりカメラ撮影やビデオ再生、文字入力が可能であることを示した。
このほか25日は、「スマートグラスの行方」を探るパネルディスカッション、「スポーツにおけるウエアラブルデバイスの可能性」を語るアディダスの講演、小規模なメーカーによる革新的製品創出のトレンドを語るパネルディスカッションなど、10を超えるセッションが続いた。
展示会場も併設され、12社がそれぞれのウエアラブル・デバイスや関連商品を紹介した(写真3、4)。同イベントは、26日も引き続き行われる。