米Mozillaは現地時間2014年3月24日、同社取締役会が共同創業者兼最高技術責任者(CTO)のBrendan Eich氏を次期最高経営責任者(CEO)に任命したと発表した。同氏は、JavaScriptの生みの親としても知られる。

 Eich氏は、1998年の最初のプロジェクト立ち上げ段階から、Mozilla開発に全面的に深く関わってきた。Mozillaの技術および製品の両面に加え、Web全般に関する豊富な知識を備えている。2003年に取締役会に加わり、Webブラウザー「Firefox」および電子メールクライアント「Thunderbird」の2004年リリースで、主要な役割を果たした。2005年にCTOに就任し、製品およびプラットフォームエンジニアリングチームを指揮してきた。

 新CEOの人選期間に暫定CEOを務めていたJay Sullivan最高執行責任者(COO)は、新たな幹部チームの引き継ぎをサポートし、その後退社する。新たなCOOには、Mozillaの中国・台湾子会社のCEOを務めているLi Gong氏が就任する。

 Mozillaは、前CEOのGary Kovacs氏が2013年4月に辞任の意向を発表して以来、新たなCEOの人選に取り組んでいた。Eich氏は、今後のMozillaの優先事項としてモバイルOS「Firefox OS」と各種サービスの展開を挙げている(CNETの報道)。