米国の求人・キャリア情報サイトGlassdoorは現地時間2014年3月21日、「最高経営責任者(CEO)支持率ランキング上位50人」の2014年版を発表した。これによると今年は、米LinkedInのJeff Weiner氏がトップとなり、前年、米AppleのTim Cook氏から首位の座を奪った米FacebookのMark Zuckerberg氏は10位に後退した。

 LinkedInのWeiner氏は前年上位50人から外れていたが、今年は100%の支持率を獲得し、首位に浮上した。一方FacebookのZuckerberg氏の支持率は前年の99%から93%に低下した。

 Glassdoorは、利用者が自分の会社の評価を投稿できるコミュニティーサイトの仕組みを導入しており、毎年「あなたの会社のCEOのリーダーシップを支持しますか?」という質問への回答を集めている。2014年版は、2013年2月1日から2014年1月31日までに寄せられた回答を集計した。

 これによるとトップ10にはこのほか、米Microsoftの次期CEO候補と目された米Ford MotorのAlan Mulally氏(2位、支持率97%)、米QualcommのPaul Jacobs氏(5位、95%)、米IntuitのBrad Smith氏(7位、94%)などが入った。

 このほかのテクノロジー企業のCEOを見ると、米GoogleのLarry Page氏が11位、米Salesforce.comのMarc Benioff氏が13位、米AppleのTim Cook氏が18位、米eBayのJohn Donahoe氏が20位だった。

 25位以下は、米EMCのJoe Tucci氏が27位、米NetAppのTom Georgensが32位、米Amazon.comのJeff Bezos氏が33位、米SprintのDan Hesse氏が45位、米Yahoo!のMarissa Mayer氏が50位。

 前年は上位50人の中で、女性CEOは米Victoria's SecretのSharen Turney氏のみだったが、今年はYahoo!のMayer氏が入り、計2人になった。米Hewlett-Packard(HP)のMeg Whitman氏は2013年にランキング圏外となったが、今回も上位50人に入らなかった。

 なお、今回5位となったQualcommは、今年3月にSteve Mollenkopf新CEOが就任しているが、調査期間の関係で同氏はランキング対象外となっている(関連記事:Qualcomm、Microsoftの新CEO候補と目されたMollenkopf氏を次期CEOに任命)。

[Glassdoorの公式ブログ]
[Glassdoor’s Highest Rated CEOs]