画面●KADOKAWAが公開しているお知らせページ。このページや会社概要およびプライバシーポリシーのページ以外は、調査・対策のために閉鎖している
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 出版大手のKADOKAWAは2014年3月23日までに、同社のサーバーが不正アクセスを受けて、フィッシングメールの踏み台された恐れがあることを明らかにし、公式サイトを閉鎖した。

 KADOKAWAの情報によれば、不正侵入された可能性があるものの、個人情報の流出や、ウイルス(マルウエア)感染を広げるような“わな”が仕込まれた痕跡は、現時点では一切見つかっていないとしている(画面)。

 しかしながら、万全を期すための調査と対策を実施するために、しばらくの期間、公式サイトを閉鎖するという。角川書店などの各ブランドカンパニーのWebサイトは通常通り稼働している。

 KADOKAWAでは2014年1月にも不正アクセスの被害に遭っている(関連記事:KADOKAWAのWebサイト改ざんが判明、閲覧者はデータを詐取される可能性)。Webページを改ざんされて、ウイルスの感染を広げるようなわなが仕込まれた。このため、同社サイトにアクセスするだけで、ウイルスに感染する恐れがあった。