写真●米テラデータのマイク・コーラー社長兼CEO(最高経営責任者)
写真●米テラデータのマイク・コーラー社長兼CEO(最高経営責任者)
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 米テラデータのマイク・コーラー社長兼CEO(最高経営責任者)は2014年3月20日、都内で開催中の「Teradata Universe Tokyo 2014」のメディア・ブリーフィングに登壇し、「(米NCRから分離した)この7年で顧客数は倍増した」と語った(写真)。

 同社の2013年度の売り上げは約27億ドル。業種別に見ると、金融サービスが売り上げの31%を占め、通信の19%、小売りの14%がそれに続いた。数年前と比較すると、金融サービスと製造、ヘルスケア、官公庁が大きく伸びているという。国内外で大きな注目を集めるIoT(モノのインターネット)分野の商談や引き合いについては、「現状ではそれほど多くない」(コーラーCEO)と述べた。

 コーラーCEOは楽天やヤフーといった一部の先進企業を除き、企業でデータ利活用を推進する人材が不足しているという認識を示した。現在、企業のデータ利活用を支援するコンサルタントの採用・育成に対する投資を増やしており、既に全世界で5000人以上のコンサルタントがいると明かした。日本のコンサルタントは100人程度とみられる。