図●コイニーとマネーフォワードによるデータ連携の流れ
図●コイニーとマネーフォワードによるデータ連携の流れ
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 家計簿・会計ソフトのマネーフォワード(東京都港区、関連記事)と、スマートフォン/タブレットを使ったクレジットカード決済サービスを提供するコイニー(東京都渋谷区)は2014年3月20日、両者のデータ連携機能の提供を始めると発表した。

 同日から、個人事業主・中小事業者向けのクラウド型会計ソフト「マネーフォワード 確定申告」(プレミアムプランの料金が月額800円)、「マネーフォワード For BUSINESS(法人会計)」(月額1800円)で、「Coiney(コイニー)」で決済したクレジットカード売上データを取り込めるようにする()。売上データを会計ソフトに入力し直す手間を省く。

 マネーフォワードはすでにオンラインバンキングを中心とする約1400のサービスから自動的に入出金データを取得して会計データに反映できる仕組みを備える。今回の連携で、Coineyの売上データも他のサービスと同様に取り込めるようにして、利便性を向上させる。3月20日から6月30日にかけて、Coineyを導入している事業者に対して、マネーフォワードの全機能を45日間無料で利用できるクーポンを付与するキャンペーンを実施する。

 中小事業者向け業務支援サービスの分野では「クラウド」や「スマートフォン/タブレット対応」を武器とした新興勢力が相次いで新機能を投入し、競争が激化している。事業者同士の連携や共同キャンペーンも盛んで、競争の行方を左右しそうだ(関連記事:無料POS「Airレジ」とクラウド会計「freee」が連携、売上高計上を自動化)。