ソニーは2014年3月18日、パソコン「VAIO」製品のうちWebサイトでカスタマイズして発注できる直販モデル「VAIOオーナーメードモデル」「VAIO法人向けカスタマイズモデル」の受注を順次終了すると発表した。個人向けのVAIOオーナーメードモデルは4月20日、法人向けモデルは3月31日をもって受注を終了する。
これによりユーザーは、グラフィックボードやメモリーを増強したモデルを選べなくなったり、オーナーメードモデル専用色を選べなくなったりする。また、カスタマイズの構成によっては、部品がなくなり次第前倒しで受注終了する場合もあるとしている。現在販売しているモデルについては、生産・販売終了後もソニーが修理・サポート業務を継続する。
ソニーは2月にパソコン事業を投資ファンドの日本産業パートナーズに売却すると発表(関連記事)。2014年春モデル(写真、関連記事)を最後に、新製品の発売を打ち切っている。カスタマイズモデルの受注終了によって、ソニーとしてのVAIO事業を収束させ、日本産業パートナーズへの事業承継を進める。
[ソニーの発表資料]