写真1●原価予実レポートの画面例
写真1●原価予実レポートの画面例
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 経費精算や勤怠管理などのクラウド型サービス「TeamSpirit」を提供するチームスピリットは2014年3月19日、プロジェクトの個別原価管理サービス「TeamSpirit Leaders」の提供を開始したと発表した(写真1)。TeamSpiritのアドオンとして利用できるほか、米セールスフォース・ドットコムのPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)である「Force.com」の環境があれば、単体でも利用可能である。

 コンテンツ制作やソフト開発会社、システムインテグレータなどでは、製造原価の中で労務費のコストが大半を占めており、これまで正確な「直接労務費」を計上することが難しく、そのため原価管理が“どんぶり勘定”になるといった問題があるという。TeamSpirit Leadersは、プロジェクト計画の作成や作業実績の登録を直観的に操作できるようにすることで、プロジェクトの正確な予実(予算実績)管理を実現できるとしている。

 TeamSpirit LeadersおよびTeamSpiritは、いずれもForce.com上に構築されたサービスで、例えば、セールスフォースの営業支援サービス「Sales Cloud」と連動することで商談からプロジェクトを作成し、営業段階からプロジェクトを捕捉、営業費や一般管理費を直接労務費として計上できる。

 TeamSpirit Leadersの主な機能は、取引先編集、取引先責任者編集、SFA商談連携、リソース編集、プロジェクト編集、プロジェクト計画作成、プロジェクト実績登録、レポート作成など。利用料金は、1ライセンスにつき月額6000円(税別)。