MSO(ケーブルテレビ局の統括運営会社)のジュピターテレコム(J:COM)は2014年3月14日、同社の連結子会社であるテクノロジーネットワークスと7月1日付で合併すると発表した。

 J:COMを存続会社し、同社がテクノロジーネットワークスを吸収合併する。合併契約書の締結は2014年5月20日を予定する。

 テクノロジーネットワークスは、J:COMをはじめとするケーブルテレビ局が提供するテレビ・電話・インターネットなどの各種サービスを技術面から支える会社として、幹線の建設や保守、 ヘッドエンドのシステム構築、引込宅内工事、ISP業務などを手がけている。

 一方、J:COMは、顧客の宅内における環境設定や使い方の説明など、技術面のサポート強化を重要な施策と位置づけている。今回の合併を通じ、2社の営業と技術が一体となることで、「今まで以上に迅速かつ機動的に各種の顧客サポート施策を展開できるようになる」としている。

 さらに組織の簡素化とさらなる業務の効率化を図ることによって、グループ全体の競争力の向上を目指す。テクノロジーネットワークスがJ:COMグループ以外のケーブルテレビ局に提供しているISPなどの業務はJ:COMが引き継ぎ、従来と変わらず提供する。

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