インフォサイエンスは2014年3月12日、情報システムの稼働ログを収集/格納/分析/レポート出力するソフト「Logstorage」について、AWS環境(Amazon EC2/Amazon Elastic Block Store)での動作を検証したと発表した。今後は、AWS環境においてもLogstorageをサポートするほか、Logstorageユーザーに対してAWSで運用する際のノウハウ(AWSのパラメーターなど)を無償で提供する。

 Logstorageは、ログの収集、分析、レポート生成といった一連のログ管理機能を提供する、汎用ログ分析ソフトである。代表的なOSやアプリケーションのログに加えて、テキストファイルとして出力される任意の形式のログを収集して分析できる。ログの収集方式は、Syslogによる転送、専用エージェントソフトによる転送、FTPによる転送、ネットワークファイルシステム経由での取得、---である。

 Logstorageの現行版は、2014年2月に出荷したLogstorage Ver.4.6.0で、価格(税別)は65万円から。同バージョンでは、従来版と比べて、ストレージI/Oとストレージ容量を低く抑えている。具体的には、運用時に生成されるファイルの数を、従来比で100分の1程度に抑えた(従来版は多数の細かいファイルが作られる仕様だった)。さらに、データ圧縮機能を新たに追加し、ログのサイズを約40分の1に削減した。

 同社は今回、新バージョン(Logstorage Ver.4.6.0)を使って、AWS環境(仮想サーバー環境のEC2と、EC2から利用できるブロックストレージのEBS)での動作を検証した。AWS環境でLogstorageを運用するための適切なパラメーターなどをLogstorageユーザーに対して無償で提供するとしている。