画像●専用アプリでプッシュ配信された通知画面
画像●専用アプリでプッシュ配信された通知画面
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 サイボウズの子会社であるサイボウズスタートアップスは2014年3月11日、同社が提供するクラウドサービス「安否確認サービス」において、スマートフォン向け専用アプリの提供を開始した(画像)。専用アプリを利用することで、メールの通知が遅延するような災害が発生しても、確実にコミュニケーションできるようになるという。

 安否確認サービスは、2011年9月にサイボウズスタートアップスが開発を開始したサービスで、気象データと連携して災害発生時に自動で社員にメールを配信、安否を確認して指示を出すといった機能を備えている。社員は連絡先としてパソコン、スマートフォン、携帯電話などさまざまなデバイスを登録できるほか、災害時のメールの遅延や不通にによって連絡が取れなくなることを防ぐため、東日本大震災時に連絡手段として活用されたTwitterを連絡先と連携させる機能も備えている。

 今回同社は、さらに確実なコミュニケーションが取れるよう専用アプリを用意。アプリはインターネットの標準技術を用いて通知するため、携帯電話のキャリアメールが使えなくなるような状況でもインターネットの疎通度とほぼ同様の確実性を持つとしている。また、このアプリに対応した新バージョン「安否確認サービス バージョン 5.0」も公開した。

 安否確認サービスを利用しているユーザーは、無料でアプリが利用できる。対応OSはAndroidとiOSで、Android対応アプリを先行リリースする。iOS対応アプリはアップルの認証が下り次第公開するという。