写真1●「TBS TV HACK DAY」の参加者による記念撮影
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写真2●「TBS TV HACK DAY」のハッカソンの様子
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写真3●最優秀賞を受賞した「テレブー」
写真3●最優秀賞を受賞した「テレブー」
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写真4●進行役はTBSの小林由未子アナウンサー。左は、運営協力したリクルートホールディングスの伴野智樹氏
写真4●進行役はTBSの小林由未子アナウンサー。左は、運営協力したリクルートホールディングスの伴野智樹氏
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 TBSは2014年3月9日、2014年3月上旬に実施したアイデアソンおよびハッカソン(アイデア創出やサービス開発を短期間で競うイベント)「TBS TV HACK DAY」の成果発表会と表彰式を開催した(写真1TBSのWebページ)。

 今回のテーマは「未来のテレビの楽しみ方を追求するアプリケーションやWebサービス」。テレビ局が主催するハッカソンという意外性や身近なテレビをハックする楽しさ、最優秀賞の賞金が100万円という魅力もあり、参加希望者が殺到したという。

 3月8日と9日に行われたハッカソンに参加したのは8チーム(写真2)。このうち、1チームは2作品を作成したので合計9作品が、9日の発表会で披露された。

 8作品から最優秀賞として選ばれたのは、「ガッチリ!ハッカソン」チームが作成した「テレブー」(写真3)。小型のぬいぐるみである「テレブー」に話しかけることで、チャンネル選択など操作できるようにした。テレブーには、マイクとスピーカー、マイコン、赤外線リモコンが仕込まれており、デジタル化した音声を、NTTドコモの雑談APIや番組情報APIなどを通じてサーバーに問い合わせ、最適なチャンネルを受け取り音声で回答すると同時にテレビを操作するという仕組みである。設置場所としては、テレビのフレームに備え付けることも、モーターで自走させることもできる。

 優秀賞は、4項目の審査クライテリアごとに贈られた(写真4)。アイデア賞は「lighTV」。テレビ番組の内容によって、リビングの照明の色などを制御するサービスである。デザイン賞は「テレ婚」。同じテレビ番組を見ている男女をスマートフォンを通じてカップリングし、チャットなどでコミュニケーションできるようにした。