米IDCは現地時間2014年3月7日、外付型ディスクストレージの世界市場に関する調査結果を発表した。それによると、2013年第4四半期の工場出荷額は69億900万ドルで前年同期と比べ2.4%増加した。

 第4四半期の同市場は、年末の予算使い切りのための購買、長期的インフラ効率化に向けた需要に押し上げられ、低迷基調から脱した。

 メーカー別の工場出荷額を見ると、首位の米EMCは22億7600万ドルで前年同期比9.9%成長し、シェアを32.9%に拡大した。米IBMは9億100万ドルで同10.6%減少したものの、シェア13.0%を獲得して2位に付けた。

 3位の米NetAppは、工場出荷額が前年同期比1.5%増の7億9100万ドルで、シェアは11.5%。4位の米Hewlett-Packard(HP)は同6.5%増の6億6700万ドルでシェアは9.6%だった。5位の日立製作所は同5.6%減の5億5800万ドルでシェアは8.1%となった。

 世界におけるディスクストレージ全体の工場出荷額は88億2500万ドルで、前年同期と比べ1.3%増加した。市場全体の出荷容量は10.2E(エクサ)バイトに達し、前年同期から26.2%拡大した。

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