SAS Institute Japanと独立行政法人科学技術振興機構(JST)は2014年3月8日、JSTの科学技術データを使ったデータ分析イベント「All Analytics Championship Powered by SAS~データサイエンス・アドベンチャー杯~」を、都内で開催。予選を通過した8チームが20分間のプレゼンテーションを実施し、データ分析の概要や手法、結果を発表した。会場には200人以上が詰め掛け、発表者のプレゼンに熱心に聞き入っていた(写真)。
金賞はUNAGIで、賞金15万円を獲得した。銀賞は、企業の共同研究をテーマにした技術動向観測隊に。銅賞は、研究開発力の向上と実社会の発展の関係性を分析したHSE 研開部が受賞した。アイデア賞は、北海道札幌旭丘高校生物部。埼玉県立熊谷女子高校が、18歳未満の参加者で構成されたチームが対象のU-18賞を受賞した。
金賞を獲得したUNAGIは、「未来のデータサイエンティストを探せ!~研究分野遷移から見た人材マッチング~」というテーマで発表。科学技術の文献データなどから、学生時代と会社に入社後の専門分野の変化を捉え、システム・制御工学や電気工学だけでなく、予防医学や心理学なども“データサイエンティストの卵”を見つけやすいとした。