写真●ビットアイルデスクトップサービス on Azureの概要(出典:ビットアイル)
写真●ビットアイルデスクトップサービス on Azureの概要(出典:ビットアイル)
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 ビットアイルは2014年3月7日、Windows 8.1のデスクトップ環境を、クラウドを介してDaaS(デスクトップアズアサービス)型で提供するサービス「ビットアイルデスクトップサービス on Azure」(写真)を発表した。Windows Azure上で動作しているWindows Server 2012 R2を、RDS(リモートデスクトップサービス)を用いて、複数のユーザーで共有する使い方となる。Windows ServerはサーバーOSだが、RDSにより、Windows 8.1に似たデスクトップ環境を実現できる。

 サービスメニューは、利用できるアプリケーションに応じて、「DaaS型」と「システム提供型」の2種類を用意した。DaaS型は、他社との間でWindows Server 2012 R2を共有するタイプである。あらかじめインストールされている標準的なアプリケーションに限って利用できる。一方、システム提供型は、契約企業ごとにWindows Server 2012 R2を独立して用意するタイプである。任意のアプリケーションをインストールできるほか、ユーザー企業のActive Directoryと連携させられる。

 価格(税別)は、以下の通り。いずれも10ユーザー単位で契約できる。DaaS型は、ユーザーライセンスとして、1ユーザー当たり、初期費用が5000円から、月額費用が4000円から。一方、システム提供型は、専用OS環境のシステム利用料として、初期費用が10万円から、月額費用が15万円から。ユーザーライセンスはDaaS型と共通で、1ユーザー当たり、初期費用が5000円から、月額費用が4000円から。

 最初から利用できるアプリケーション(DaaS型で使えるアプリケーション)は、Office 2013(オフォスソフト)、Internet Explorer 11(Webブラウザー)、Silverlight(リッチクライアント実行環境)、Adobe Flash Player(リッチクライアント実行環境)、Adobe Reader(PDF閲覧)、である。これ以外のユーザーアプリケーションが必要な場合は、システム提供型を契約してインストールする必要がある。

■変更履歴
第4段落で、アプリケーション名としてOffice 2003と書いていましたが、Office 2013の誤りです。以上、お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2014/03/10 14:30]