写真1●Acronis Accessの画面(iPadからファイルサーバーにアクセス)
写真1●Acronis Accessの画面(iPadからファイルサーバーにアクセス)
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写真2●ファイルサーバーと同期したローカルフォルダーの画面
写真2●ファイルサーバーと同期したローカルフォルダーの画面
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 アクロニス・ジャパンは2014年3月5日、企業のファイルサーバーをパソコンやスマートデバイスからDropboxのように使うためのゲートウエイサーバーソフト「Acronis Access」(写真1)を発表、同日販売を開始した。同ソフトを使えば、ファイルサーバーとモバイル端末のフォルダーを同期させられる。価格(税別)は、ユーザー当たり8500円。

 Acronis Accessは、“企業版Dropbox”を実現するファイル同期サーバーソフトである。スマートデバイス(専用アプリケーション)やパソコン(Webブラウザー)から社内のファイルサーバー(CIFS/NFS/SharePoint)にアクセスしてファイルを操作する機能と、ファイルサーバー上のフォルダーとローカルフォルダーを同期させる機能(写真2)を提供する。

 Acronis Accessは、これまで別製品として提供してきた「mobilEcho」と「activEcho」を統合したソフトである(関連記事:アクロニス、スマートデバイスやMacからWindows環境を利用するソフトを販売)。mobilEchoは、スマートデバイスの専用アプリケーションからファイルサーバーにアクセスするためのゲートウエイソフトである。一方のactivEchoは、activEchoサーバー(ファイル共有/同期サーバー)とパソコン/スマートデバイスのローカルフォルダーを同期させるソフトである。

 今回、ユーザーからの要望を受ける形で、既存のファイルサーバーにアクセスできるようにする機能(mobilEcho)と、企業版Dropbox相当のファイル同期機能(activEcho)を組み合わせた製品を作り、mobilEchoとactivEchoの後継ソフトとして提供を開始した。今後は、mobilEchoとactivEchoを単体で購入することはできない。Acronis Accessのライセンス体系はmobilEchoと同じ。