AMDは2014年3月5日、低価格機向けの新プラットフォーム「AM1」を発表した。「Kabini(カビーニ)」の開発コード名で呼ばれていたCPUを使う。CPUソケットは従来とは互換性のない「FS1b」。CPUのブランド名はAthlonやSempronになる。
Kabiniは「Jaguar」と呼ぶCPUコアと「GCNアーキテクチャー」のグラフィックス機能、DDR3-1600対応のメモリーコントローラー、各種インタフェースのコントローラーを統合したプロセッサー。Kabiniは既に低価格ノートパソコンやタブレット向けには出荷されているが、ソケットタイプはなかった。CPU単体でSerial ATA 6Gbps×2、USB 3.0×2、USB 2.0×8、DisplayPort、HDMIなどを利用できる。AMDはラインアップは公開していない。
AMDの発表に前後してマザーボードメーカー各社はAM1プラットフォームの製品を発表した。AMDは、AM1のKabiniを4月9日に全世界で発売する。一部の地域では先行販売するという。