米インテルが新型SSD「SSD 730」シリーズを発表。特設Webサイトで発売日までのカウントダウンを表示している
米インテルが新型SSD「SSD 730」シリーズを発表。特設Webサイトで発売日までのカウントダウンを表示している
[画像のクリックで拡大表示]

 米インテルは2014年2月27日、新型SSD「SSD 730」シリーズを発表した。同社が第3世代とする自社製コントローラーと20nmプロセスで製造したMLC(Multi Level Cell)のNANDフラッシュメモリーを搭載した製品。コンテンツ制作、動画のキャプチャーや編集、ゲームなど、クライアントPCでの利用を見込んでいる。

 SSD 730は、2.5インチHDD互換の形状で7mm厚。Serial ATA 6Gbpsで接続する。240GBと480GBの2つのモデルがあり、順次読み出しはいずれも最大550MB/秒。順次書き込みは240GBモデルが最大270MB/秒、480GBモデルは470MB/秒。データ量4KBのランダムアクセスは、240GBモデルの読み出しが8万6000IOPS(1秒当たりの読み書き操作回数)、書き込みが5万6000IOPS。480GBモデルでは読み出し8万9000IOPS、書き込み7万4000IOPSになる。耐久性の目安として、240GBモデルは1日当たりの書き込みデータ量が50GB、480GBは70GBという数値を公開している。

 インテルは、同社のチップセットのRAID機能と組み合わせたときの性能も明らかにしている。2台をRAID0にすると、順次読み出しは1GB/秒超、順次書き込みは240GBモデルが530MB/秒、480GBモデルは960MB/秒に達する。4台のRAID0では順次読み出しが1.5GB/秒になるという。

 米国での発売日は3月18日。Amazon.comなどでは予約が始まっており、240GBモデルが239.99ドル、480GBモデルは469.99ドルとなっている。インテルは「日本での発売は未定」としている。