写真1●二人一組でプログラミングする学生
写真1●二人一組でプログラミングする学生
[画像のクリックで拡大表示]

 化粧品の口コミサイト「@cosme」を手掛けるアイスタイルは2014年3月1日~2日にかけて、新卒採用の選考を兼ねたハッカソンイベント「code for infinity ~istyle Hackathon 2014~」を開催した。

 同イベントは、アイスタイルの有する口コミデータ、商品データなどを呼び出せるAPIを参加者に期間限定で開放し、2日間でWebアプリケーションを開発してもらうというもの(関連記事)。

 今回の参加者は8人。北は北海道から南は九州・福岡まで、全国各地から学生が集まった。参加者は二人一組になり、合計4チームでプログラミングを進めた。

写真2●アイスタイル社員からアドバイスを受ける学生
写真2●アイスタイル社員からアドバイスを受ける学生
[画像のクリックで拡大表示]

 開発場所は、アイスタイル社内のどこでもよい。4人ほどが座れる打ち合わせスペースを使い作業する学生が多かった(写真1)。アイスタイルから支給されたペットボトル飲料や弁当、お菓子を食しながら、学生たちはノートPCを使ってアプリケーション開発を進めた。開発中、技術的に分からないことがあれば、アイスタイル社員に聞くことができた(写真2)。

 4チームのうち、優勝したのは北海道と京都から来た学生のチーム。@cosmeのAPIを利用した、暇つぶし用のスマートフォン向けWebアプリケーションを開発した。当初、アイデアが出なかったが、アイスタイル社員の一人から「妻の化粧品選びに付き合うとき退屈だ」という一言をヒントに、このアプリケーションを開発することを思いついた。

 このアプリケーションは、商品名を検索窓に入力すると、その商品を使っている人の平均的な人物像を表示するというものである。具体的には以下のような流れだ。ユーザーが商品名を入力すると、@cosmeのAPIを通じて、その商品の名称や商品画像データを呼び出して表示する。