米Gartnerが、現地時間2014年3月3日に発表したタブレット端末の世界市場に関する調査結果によると、2013年は米Googleの「Android」がプラットフォームで首位の座に立ち、6割以上のシェアを獲得した。低価格の小型モデルがけん引役となり、これが幅広いモデル展開のAndroidをトップに押し上げたと、Gartnerは分析している。

 2013年におけるタブレット端末の世界販売台数は1億9540万台で、前年と比べ68%増加した。成熟市場は前年と比べ同31%増加した一方、新興市場は同145%増と急速に成長した。

 販売台数のプラットフォーム別シェアを見ると、Androidは61.9%を占め、2012年の45.8%から16.1ポイント拡大した。前年首位だった米Appleの「iOS」は、2013年第4四半期に伸びを見せた。だが、2013年全体のシェアは前年(52.8%)から16.8ポイント減の36.0%に縮小した。米Microsoftは前年の1.0%から2.1%に拡大したものの、依然としてごくわずかなシェアにとどまっている。

 ベンダー別ではAppleが首位を維持したが、2位の韓国Samsung Electronicsが追い上げ、Appleとの差を縮めている。Samsungの販売台数は前年比336%急増し、シェアを昨年の7.4%から19.1%に大きく広げた。

[発表資料へ]