スタンプラリーサービス「Sitekicker+(サイトキッカープラス) for スタンプラリー」の概要
スタンプラリーサービス「Sitekicker+(サイトキッカープラス) for スタンプラリー」の概要
[画像のクリックで拡大表示]

 大日本印刷(DNP)は2014年3月3日、iOS 7の近距離データ通信機能「iBeacon(アイビーコン)」に対応したスタンプラリーサービス「Sitekicker+(サイトキッカープラス) for スタンプラリー」を、同日開始したと発表した。スマートフォンを専用端末に「かざす」動作が不要で、スタンプポイントに近づいただけでスタンプを集めることができる。

 あらかじめ、iPhone側で専用アプリを起動しておくと、施設内のビーコンデバイス付近のスタンプポイントに近づいた時に、Bluetooth経由でスタンプの情報を自動受信する仕組み。スタンプポイントとの距離に応じて、配信する情報を変化させることも可能。例えば、店舗の入り口では本日の特売情報、個別のエリアでは該当する商品カテゴリーの情報、商品棚の前では対象商品の情報を表示させる、といったこともできる。

 行動分析などのデータ取得も可能で、マーケティングへの活用も期待できる。DNPが、導入に向けたコンサルティングから、各企業のサービスに応じたアプリの開発・カスタマイズ、サービス運営の代行まで一貫して提供する。

 iBeaconは、近距離無線規格のBluetooth LEを利用してデータをやりとりする機能で、米アップルが2013年9月に発表した。FeliCaやNFCを搭載していないiPhoneで、O2O(Online to Offline)サービスを提供する切り札として期待されているという。DNPでは、iBeacon対応サービス全体で、2017年度までに3億円の売り上げを目指すとしている。