写真●タイのセブンイレブンにおける店内の様子と今回導入するPOS端末
写真●タイのセブンイレブンにおける店内の様子と今回導入するPOS端末
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 NECは2014年3月3日、タイ最大手のコンビニエンスストアであるセブンイレブンを運営する現地企業「CPオール」から、POS(販売時点情報管理)端末を受注したと発表した。2020年まで継続的にPOS端末を提供する内容で、最大3万台を納入することになる(写真)

 CPオールは、タイでセブンイレブンをフランチャイズ展開しており、7500店舗を出店する同国のコンビニエンスストア最大手。2018年までには、1万店舗に拡大する方針だという。以前から独自仕様のPOS端末をNECから調達しており、店舗システムなどは自社開発していた。

 既存のPOS端末が更改時期を迎えることから、順次新機種にリプレースしていく。既存の端末はディスプレイやキャッシュドロワー(現金収納機)が分離していたが、新機種は一体型のため、設置スペースを約60%削減できるという。CPUは1コアから2コア、メモリは512MBから4GBと性能面も向上する。

 NECは今回の受注実績を背景に、タイの他のコンビニエンスストアやインドネシア、マレーシア、フィリピンといった近隣諸国にも売り込む。