米グーグルのアンドロイド担当のトップ、シニアバイスプレジデント(上級副社長)のサンダー・ピチャイ氏は2014年2月26日、スペインで開催中の「Mobile World Congress(MWC) 2014」でインタビューに応じ、新たなOS「Tizen」採用の動きを強めるサムスン電子について、「彼らはアンドロイドから離れられないだろう」と語り、アプリや開発者コミュニティ、キャリアとの関係など総合力でのアンドロイドOSの優位性を強調した。また、米フェイスブックが買収を発表したメッセンジャーアプリ「WhatsApp」について、金額の提示はしていないものの、過去に買収を視野に入れた話し合いの場を持っていたことを認めた。

グーグル・シニアバイスプレジデントのサンダー・ピチャイ氏。アンドロイド、アプリ、そしてブラウザーの「Chrome」部門を統括する
グーグル・シニアバイスプレジデントのサンダー・ピチャイ氏。アンドロイド、アプリ、そしてブラウザーの「Chrome」部門を統括する
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 インタビューには、モバイルエンジニアリング担当のバイスプレジデント(副社長)、ヒロシ・ロッケンハイマー氏と、デジタルコンテンツ部門の副社長、ジェイミー・ローゼンバーグ氏も同席した。

左からローゼンバーグ氏、ピチャイ氏、ロッケンハイマー
左からローゼンバーグ氏、ピチャイ氏、ロッケンハイマー氏
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