写真1●CloudBandのポートフォリオ
写真1●CloudBandのポートフォリオ
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写真2●vEPCのデモ画面
写真2●vEPCのデモ画面
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写真3●デモの構成
写真3●デモの構成
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写真4●100台の端末をネットワークに収容したり、取り除いたりする環境をシミュレーション。収容数に応じて容量を動的に調整できる様子を見せた
写真4●100台の端末をネットワークに収容したり、取り除いたりする環境をシミュレーション。収容数に応じて容量を動的に調整できる様子を見せた
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 仏アルカテル・ルーセントは「Cloudband」と呼ぶ、「NFV(Network Functions Virtualisation)」のコンセプトを内包した通信事業者向けクラウドの取り組みを2011年から開始。NFVをリードする1社だ。現在、15社とNFVのトライアルを進めているという。

 そんな同社はスペイン・バルセロナで開催した「Mobile World Congress 2014」において、最新のNFVのデモを紹介した。同社のNFVのポートフォリオは、携帯コア網を仮想化基盤上で実現するvEPC(Evolved Packet Core)やvIMS(IP Multimedia Subsystem)に加えて、最近新たにベースバンドユニット(BBU)を仮想化基盤上に構築するvRAN(Radio Access Network)も追加されている(写真1)。

 例えばvEPCのデモでは、100台の端末をネットワークに収容したり、取り除いたりするような環境をシュミレーション(写真2写真3)。収容数に応じて柔軟にコア網のノードの容量をダイナミックに調整するような様子を見せた(写真4)。

 同社によると今年の後半にvEPCの大規模なトライアルを予定しているという。