写真●Watson Mobile Developer Challengeのページ
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 米IBMは現地時間2014年2月26日、スペインのバルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2014」で、モバイルアプリケーション開発コンテスト「Watson Mobile Developer Challenge」を発表した。同社の人工知能コンピュータ「Watson」を活用したモバイルアプリケーションの開発促進を図る。

 同コンテストは、今年1月に設立された新部門Watson Groupが事業推進の一環として立ち上げた。「消費者や企業がモバイル端末でデータをやりとりする方法を一変させるような、高度なコグニティブアプリケーションの構築を世界中の開発者に呼びかける」としている。

 同コンテストは3カ月にわたって開催する。Watsonベースのモバイルアプリケーション構築のアイデアを募集し、3組の勝者を選出する。勝者はIBMのコグニティブアプリケーション開発支援プログラム「Watson Ecosystem Program」に参加し、アプリケーションの実用化に向けてIBMのコンサルティングや同社専門家のサポートを受けられる。

 コンテストの申込みは3月31日まで。最終選考に残った応募者には4月半ばに電話か電子メールで連絡が届く。米メディアの報道(PCMag.com)によると、最終選考の25組はWatson APIを利用してプロトタイプを作成し、そのうち上位5組が審査員の前でプレゼンテーションを行う。勝者3組は5月31日に発表される予定。

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