サムスン電子は2014年2月24日、「Mobile World Congress(MWC) 2014」の開催に合わせ、スペイン・バルセロナで同社スマートフォンの最新モデルとなる「GALAXY S5」を発表。同時に、新OSであるTizenを搭載したウェアラブルデバイス「Samsung Gear 2」「Samsung Gear 2 Neo」、そして健康管理に特化した「Samsung Gear Fit」も発表した。

防水・防塵に対応、デザインも大きく変化した「GALAXY S5」

 GALAXY S5は、5.1インチのSUPER AMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)ディスプレイに2.5GHzクアッドコアCPUを搭載したスマートフォンで、同社のフラッグシップとして位置づけられるもの。LTEはカテゴリ4(下り最大150Mbps)に対応するほか、新たにWi-FiとLTEの両方を生かしてダウンロードを高速にする「ダウンロードブースター」機能も備えた。2800mAhと大容量のバッテリーを搭載するほか、商品電力を極力抑える「Ultra Power Saving Mode」も備えている。

サムスン電子の新たなフラッグシップとして登場したスマートフォン「GALAXY S5」
サムスン電子の新たなフラッグシップとして登場したスマートフォン「GALAXY S5」
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 GALAXY S5で大きく進化したポイントの1つは、IP67の防水・防塵性能を備えた点で、同社のフラッグシップモデルとしては初の防水対応となる。また指紋認証センサーを搭載し、ホームボタン部分を指でなぞることでロックの解除や、指紋認証を活用したPayPalでの決済ができるようになった。

特徴的な本体の背面デザイン。4色が用意されている
特徴的な本体の背面デザイン。4色が用意されている
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IP67の防水・防塵性能に対応したことを強く打ち出している
IP67の防水・防塵性能に対応したことを強く打ち出している
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