写真1●LINEアプリの「LINE電話」ボタン
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写真2●キーパッドから電話番号を入力してかけられる
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 LINEは2014年2月26日、LINEアプリから一般固定電話やLINEアプリをインストールしていない従来型携帯電話・スマートフォンへ電話発信できる新サービス「LINE電話(LINE Call)」を発表した。LINE利用者なら、別途登録・加入などの手続きをすることなく利用できる。

 まず3月に日本、米国、スペインなど6カ国でサービスを開始する。通話品質などを検証しながら順次対象国を広げる予定だ。

 “業界最低水準”をうたう通話料は、国内携帯電話への通話が1分14円、固定電話への通話が1分3円で、Google PlayやApp Storeのアプリ内課金システムを通じて支払う(国内の消費税はかからない)。購入から30日間60分まで通話できる「30日プラン」(390円、固定限定は120円)を前払い購入するとさらに安くなり、携帯電話への通話が1分当たり6.5円、固定電話への通話が1分2円となる。

 国際電話の料金は別途公表するが、日本から米国・中国などへは1分2円からといった格安料金に設定する。

 従来のLINEの音声通話はLINE登録者間でしか使えなかった。新サービスはLINEアプリ内に現れる「LINE電話」をタップし、キーパッドやアドレス帳で電話番号を入力すれば、LINE利用者以外にも電話をかけられる。

 LINEは同日の発表会で、LINE電話のほかにも、スタンプ制作・販売を一般のクリエイターに開放する「LINE Creators Market」と、法人向け販促支援サービスの「LINEビジネスコネクト」も発表した。追ってITproで詳報する

[詳報]LINEが3大新サービス発表、API提供で企業向け販促システムに本腰