写真●MAKE5のサービスページ画面
写真●MAKE5のサービスページ画面
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 REAL SAMURAIは2014年2月25日、Adobe Flashで作成したアプリケーションの画面をHTML5に変換するクラウド型サービス「MAKE5」(写真)を発表した。2月21日にベータ版の提供を開始済み。HTML5の知識を必要とせずにFlashをHTML5に変換するエンジン機能と、変換後のHTML5を配信するWeb基盤の機能を兼ねている。

 MAKE5は、Flashで開発した画面アプリケーションをHTML5コンテンツに変換するサービス。クラウド型で動作する。コンテンツの変換機能と、変換後のコンテンツを配信するWeb配信サーバー機能の両方を提供する。MAKE5を使って変換したHTML5は、MAKE5のWeb配信基盤を介してのみ、エンドユーザーに配信できる。

 開発者は、Flashの開発ツールであるAdobe Flash Professionalから、MAKE5のコンテンツ変換エンジンを利用する。このために必要になるAdobe Flash Professionalの機能拡張(エクステンション)を配布している。クライアントPCにエクステンションをインストールすることで、MAKE5を利用したコンテンツ変換が可能になる。Flashの開発言語としては、Action Script 1.0~2.0およびAction Script 3.0の一部が利用できる。

 ライセンス体系は以下の通り(価格は税別)。Adobe Flash ProfessionalからMAKE5を利用するためのエクステンションは無償。MAKE5によるコンテンツ変換結果のプレビューは無償。コンテンツ変換後のHTML5を実際にWeb配信基盤上に置いてアクセス可能な状態にするエクスポート料金は、1コンテンツ当たり6000円で、維持費は月額2000円(1カ月の配信回数が101万回以上に達した場合は追加料金が必要)。支払い方法は、現状ではPayPALのみ。