写真1●重さ239gの7型タブレット「MediaPad X1」
写真1●重さ239gの7型タブレット「MediaPad X1」
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写真2●腕輪型デバイスの「TalkBand B1」
写真2●腕輪型デバイスの「TalkBand B1」
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写真3●TalkBand B1の本体モジュールを取り外すと、Bluetoothヘッドセットとして使える
写真3●TalkBand B1の本体モジュールを取り外すと、Bluetoothヘッドセットとして使える
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写真4●最大300Mbpsの通信に対応したモバイルルーター「E5786」
写真4●最大300Mbpsの通信に対応したモバイルルーター「E5786」
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写真5●最大300Mbpsの通信に対応したモバイルルーター「E5786」
写真5●最大300Mbpsの通信に対応したモバイルルーター「E5786」
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 中国ファーウェイは現地時間の2014年2月23日、モバイル通信関連の展示会「Mobile World Congress 2014」の開幕を前に、新製品の発表会をスペインのバルセロナ市内で開催した。239gと軽量の7型タブレット「MediaPad X1」や、カロリー消費量などを測定できる腕輪型のセンサー「TalkBand B1」のほか、LTE-Advanced対応で最大300Mbpsのモバイルルーターなどをそろえた。

 ここ数年、スマートフォンの画面が大型化する一方、タブレットの小型軽量化が進みつつある。それらジャンルの垣根を取り払う製品として同社は7型タブレット「MediaPad X1」を紹介した(写真1)。本体の厚さ7.18mm、重さ239g、画面左右の枠が2.99mmと狭いことなどがライバル機である「iPad mini」や「Nexus 7(2013年モデル)」と比べて優れていると説明した。

 MediaPad X1の「Xはクロスオーバーを意味する」(コンシューマービジネスグループのリチャード・ユーCEO)としており、動画などコンテンツの見やすさ、バッテリー駆動時間、通信速度、コミュニケーション機能という4つのユーザーの要望を総合的に満たす製品に仕立てたとする。例えばバッテリーは5000mAhと大容量で、Web閲覧では15時間利用できる。最大150MbpsのLTE通信機能のほか、音声通話の機能も備えている。画面の解像度は1200×1920ドット。OSはAndroid 4.2。CPUはクアッドコアのHiSilicon Kirin910(1.6GHz)。価格は399ユーロ(1ユーロ140円換算で約5万6000円)で、日本を含む世界各国で2014年3月から発売予定。

 「TalkBand B1」は、ユーザーの運動量を測定できる腕輪型のセンサー(写真2)。音声通話機能を搭載しており、本体のモジュール部分を取り外すと、Bluetooth接続の小型ヘッドセットのように使える(写真3)。ベルトから通信モジュールを取り出してイヤホン部を耳に当てて通話する。また、バンドの先端部を折り曲げるとUSB端子が出てくる。ここをパソコンなどに差し込むことで充電できる。価格は99ユーロ(約1万4000円)。日本では2014年4~6月に発売予定としている。

 このほか、8型タブレットで厚さ7.9mmと薄型の「MediaPad M1」、4.5型液晶で顔写真の自動補正機能を搭載するなどカメラ機能を重視した「Ascend G6」、従来のLTEの強化版となるLTE-Advanced(LTEのカテゴリー6)に対応した最大300Mbpsのモバイルルーター「E5786」を発表した(写真4写真5)。E5786は、欧州の一部やオーストラリアなどで2014年5月から発売する予定だ。