写真1●レピカの販促支援サービス「potto(ポット)」発表会に臨んだ(左から)岩井陽介代表取締役CEO、スマートフォンアプリに詳しいタレントの石井寛子さん、増岡格執行役員
写真1●レピカの販促支援サービス「potto(ポット)」発表会に臨んだ(左から)岩井陽介代表取締役CEO、スマートフォンアプリに詳しいタレントの石井寛子さん、増岡格執行役員
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写真2●ソーシャルメディアや実店舗での行動を一元管理する仕組みの概念図
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 ポイントカードやメール配信などによる販促支援システムを展開するレピカ(東京都港区)は2014年2月20日、スマートフォンを活用した店舗向け集客支援ツール「potto(ポット)」のサービスを開始すると発表した。ポイントカードの機能をスマートフォンアプリに組み込むことで、小売・飲食などの店舗がスマートフォン利用者とコミュニケーションを取りやすくする。

 複合温泉リゾート施設を運営するアクアイグニス(三重県菰野町)が第1号ユーザーとして採用することが決まっている。2014年末までに30社4000店舗への導入を目指す。

 レピカの岩井陽介代表取締役CEO(写真1左)は「従来のカードシステム事業で培ったノウハウをベースに、実店舗とスマートフォンをつなげる『オムニチャネル』実現を支援したい」と説明した。

クラウドサーバーとアプリ用モジュールを提供

 pottoはスマートフォン用アプリ(iOS/Android)に組み込むモジュールと、それと連動する会員管理サーバー(pottoクラウドサーバー)で構成する。会員管理サーバーではポイント数・購買履歴などを一元管理。これを基にアプリにクーポンを配信したり、アンケートやクイズを送信して回答者にポイントを付与したりして、企業が顧客と継続的にコミュニケーションを取れるようにする。FacebookやTwitterでの投稿に対してポイントを加算できる仕組みも提供する(写真2)。

 会員が実店舗に来たときは、スマートフォンと店舗に設置したセンサー(インサイト・プラスが提供する「PoiCa Sensor」)の間で無線(Bluetooth Low EnergyもしくはWi-Fi)で通信し、来店を自動検知する機能がある。来店客の情報を会員管理サーバーから引き出して接客に活用できる。