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米Googleは現地時間2014年2月20日、同社の先進技術研究部門ATAPの新たなプロジェクト「Tango」を発表した。動作や空間および配置を立体的に認識する人間の視覚と同様の能力をモバイルデバイスに与えることを目指す。
Googleによると、同プロジェクトはATAPが世界9カ国の大学や研究機関、産業パートナーなどと協力しながら1年前から密かに取り組んできた。今回、開発者に早期プロトタイプを提供する準備ができたとして、プロジェクトを公表した。
プロトタイプのスマートフォンは、5インチディスプレイを備え、Androidを搭載する。各種センサーを内蔵し、端末の3Dモーションを認識すると同時に、位置や方向を計測して周囲の3Dマップをリアルタイムで生成する。
開発者向けキットでは、Java、C／C＋＋、Unity Game Engineで記述された標準的なAndroidアプリケーションで位置、方向、深度データを処理するためのAPIも用意する。
プロトタイプと開発者向けキットを入手したい場合は、Webサイトから申し込む。屋内ナビゲーションやマッピング、物理的空間内のゲームといった分野にTango技術を応用した製品開発計画を提出する必要があり、その中からGoogleが200件を選定する。
別の分野での応用計画を対象にしたプロトタイプの提供も予定しているという。
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