グーグル日本法人は2014年2月20日、地図サービス「Google Maps」で限定的に提供していた機能拡充を正式版に移行させると発表した。「地図を常にWebブラウザーの画面全体に表示する」など、希望するユーザーに限定的に提供していた開発途上版の機能が、今後は標準機能として提供される。
新しい画面では、地図が常にWebブラウザーの画面全体に表示され、その上に住所やランドマークなどの入力欄が設けられている。ルート案内では、公共交通機関を用いた場合に、乗り換えの一覧候補や地図上のルートをより分かりやすくグラフィカルに表示する(写真)。
レストランを検索すると、ガイドブック「Zagat」の評価や友人のお薦めなど、信頼できる口コミと評価を閲覧できる。ほかにも著名な観光地ではストリートビューで閲覧できるエリアを大幅に拡充するなど、様々な機能拡張を図っている。
これらの機能は2013年5月以降、開発途上版として順次提供してきた。米グーグルは世界規模で対象者や提供エリアを順次広げながら、今後数週間を掛けてこれらの機能を正式版に切り替えていく。新しい機能拡張が標準になった後も、ユーザーが設定を変えれば、以前の使い勝手のままGoogle Mapsを使い続けられるという。