写真●KDDIとの業務提携に関するランサーズのWebページ
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 KDDIとランサーズは2014年2月18日、中小企業向けサービスの領域で業務提携したと発表した(写真)。KDDIは、ランサーズが抱える登録エンジニアを活用することで、中小企業の多様なニーズに応えることが狙い。ランサーズはKDDIの営業チャネルを通じ、自社サービスの利用者を拡大させたい考えだ。2014年春には、両社で新サービスを提供することも予定しているという。

 KDDIは中小企業向けに「KDDIまとめてオフィス」を展開する。まとめてオフィスは、通信サービスやIT環境の構築から複合機などの管理までを、一括して提供する会員制のサービスだ。

 今回の提携の狙いは、提供サービスのラインアップ拡充だ。ランサーズのクラウドソーシングサービスに登録するIT系技術者は、約5万人。彼らのリソースを活用することで、中小企業のIT関連ニーズに対して、きめ細かい提案が可能になる。まとめてオフィスの会員企業を中心に、新規顧客にも売り込む。

 ランサーズはKDDIの営業チャネルを通じ、自社サービスの利用者数の増加につなげる。従来は、利用者の獲得はWeb経由に限られていた。リアルの営業網を獲得することで、月間1万8000件程度の案件数を1.5倍とすることを目指す。