写真1●フクオカRuby大賞授賞式の様子
写真1●フクオカRuby大賞授賞式の様子
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 フクオカRuby大賞および福岡ビジネス・デジタル・コンテンツ賞の表彰式などで構成するイベント「Ruby・コンテンツフォーラムFUKUOKA 2014」が2013年2月18日、福岡市内のホテルで開催された(写真1)。

 今年で6回目となるフクオカRuby大賞は、Rubyを使ったビジネスの促進やRubyの普及拡大を目的に、Rubyおよびその軽量版であるmrubyを利用した優れた取り組みを表彰するコンテスト。福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議と福岡県が主催する。福岡ビジネス・デジタル・コンテンツ賞は今回が2回目で、福岡から世界に発信するコンテンツを発掘するのが目的。

写真2●「Rubyの技術者を生かして、コンテンツ産業を発展させていきたい」(小川洋福岡県知事)
写真2●「Rubyの技術者を生かして、コンテンツ産業を発展させていきたい」(小川洋福岡県知事)
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 冒頭で挨拶をした小川洋福岡県知事は、「Rubyの技術者を生かして、コンテンツ産業を発展させていきたい。福岡から世界に羽ばたく企業が出ることを大きく期待している」と述べた(写真2)。

 フクオカRuby大賞に選ばれたのは、「enzi pro mini、海洋コンテンツデータマイニングシステム」(写真3)。このシステムは、組み込み用途に向くmrubyを搭載した小型ボード「enzi pro mini」を活用した海洋情報収集デバイス(海に浮かべるブイ)と、収集したデータを可視化するデータマイニングアプリケーションで構成する。

写真3●フクオカRuby大賞を受賞した「enzi pro mini、海洋コンテンツデータマイニングシステム」の発表
写真3●フクオカRuby大賞を受賞した「enzi pro mini、海洋コンテンツデータマイニングシステム」の発表
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 従来製品よりも小型で安価なデバイスを開発することで、中小規模の海洋・漁業組織においても海洋情報(気象情報や赤潮発生の確率など)を活用して漁獲高向上やコスト削減などに取り組めるようにする。