写真1●参加店舗に掲げた「Airウォレット」ののぼり
写真1●参加店舗に掲げた「Airウォレット」ののぼり
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写真2●来店客のスマートフォンのバーコードを、店舗のレジ用タブレットで読み取らせて認証する
写真2●来店客のスマートフォンのバーコードを、店舗のレジ用タブレットで読み取らせて認証する
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 リクルートホールディングス傘下のリクルートライフスタイルは2014年2月17日、静岡県熱海市でスマートフォン/タブレット用のレジアプリ「Airレジ」とポイントアプリ「Airウォレット」を使った「観光地O2O(Online to Offline)」施策を実施すると発表した。2月14日までに熱海市内の飲食店・土産物店など約70店舗が参加(写真1)。今後、順次参加店舗を増やしながら、5月下旬まで実証実験を続ける。

 リクルートライフスタイルが運営する旅行予約サイト「じゃらんnet」は、熱海エリアの宿泊施設に月間2万人以上の送客をしている実績がある。この利用者に「リクルートポイント」を事前付与。利用者の所在地をおおまかに把握する「ジオフェンシング」技術を使って、熱海エリアに入った利用者のスマートフォンに商店でポイントが使えるというメッセージをプッシュ配信し、来店を促す。

 参加店舗は、同社が無料提供するレジアプリ「Airレジ」を使って、ポイントを含む決済処理を行う。具体的には、利用者のスマートフォンの「Airウォレット」アプリに表示されたバーコードを、店舗のAirレジのカメラで読み取らせて認証する(写真2)。

 リクルートライフスタイルは「ホットペッパー」などの紙媒体や「じゃらんnet」などのインターネット媒体を通じて宿泊施設・店舗の集客を支援する事業を展開している。O2Oによる集客支援によって、事業の幅を広げる狙いがある。

リクルートライフスタイルの発表資料