日本ワムネットは2014年2月17日、電子メールとWebダウンロードを介して最大2Gバイトまでのファイルを安全にやり取りできるようにしたSaaS型のファイル送信サービス「GigaCC トラスト便」を発表、同日提供を開始した。送信ファイルのサイズや送信数に関係なく、月額固定料金で利用できる。価格(税別)は、初期費用が2万円、月額費用は最小構成(ファイルを送信するログインユーザー20人)で7万5000円。

 GigaCC トラスト便は、Web型で動作する法人向けのファイル送信サービスである。送信したいファイルと送信先メールアドレスを登録して送信する。受信者には、ファイルのWebダウンロードURLを記したメールが届く。ダウンロード可能な期間に制限を設ける運用もできる。送信時のセキュリティ機能として、承認ワークフローやログ履歴管理の機能を備える。

 主な特徴は二つある。一つは、送信できる最大ファイルサイズが2Gバイトと大きいこと。これにより、サイズにもよるが、画像を埋め込んだプレゼン資料なども送ることができる。もう一つの特徴は、送信するファイルの総量や送信回数、送信先アドレスの数によらずに、月額固定料金で利用できることである。送信者のユーザーIDから、どれだけでも、何度でも送ることができる。

 また、1契約当たりのオンラインストレージ領域として、100Gバイトを確保している。ここに、送信済みのファイルを自動でアーカイブできる。これにより、同一ファイルを再度アップロードすることなく、オンラインストレージからデータを選んで再送できる。容量が足りなくなった場合は、オンラインストレージ領域にあるファイルの全消去や特定ファイルの消去などが可能である。