高級コンパクトカメラの「PowerShot G1 X Mark II」
高級コンパクトカメラの「PowerShot G1 X Mark II」
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「PowerShot N100」は、背面の液晶モニターが90度回転する。液晶モニターの上部に「ストーリーカメラ」がある
「PowerShot N100」は、背面の液晶モニターが90度回転する。液晶モニターの上部に「ストーリーカメラ」がある
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光学30倍ズームの「PowerShot SX700 HS」。本体色はレッドとブラックの2色
光学30倍ズームの「PowerShot SX700 HS」。本体色はレッドとブラックの2色
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水深25mまでの防水性能を備える「PowerShot D30」
水深25mまでの防水性能を備える「PowerShot D30」
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「EOS Kiss X70」にレンズキットのレンズを装着したイメージ
「EOS Kiss X70」にレンズキットのレンズを装着したイメージ
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 キヤノンは2014年2月12日、コンパクトカメラ8機種とデジタル一眼レフカメラ1機種を2月20日以降に順次発売すると発表した。価格は全てオープン。

 コンパクトカメラの注目機種は、高級コンパクトカメラの「PowerShot G1 X Mark II」。35mm換算で24~120mm相当で、開放F値がF2.0~3.9と明るい5倍ズームレンズを搭載する。撮像素子は、1.5型と大型のCMOSイメージセンサーで、有効画素数は1310万画素。1.5型は、マイクロフォーサーズよりも大きく、APS-Cサイズの7割ほどの面積になる。オートフォーカス時のAF枠が9点から31点に広がり、より広い範囲でピントが合うようになった。

 レンズの周囲に回転式のリングを2本搭載する(デュアルコントロールリング)。内側の「クリックリング」では、絞り値、シャッター速度、露出補正などの設定値を調整できる。外側の「スムーズリング」は、マニュアルフォーカス時のピント合わせなどに利用する。

 背面の液晶はタッチパネルを搭載し、上方向に180度、下方向に45度回転する。別売りの電子ビューファインダーを装着することも可能だ。また、無線LAN機能とNFC機能も内蔵している。本体サイズは幅116.3×高さ74.0×奥行き66.2mmで、重さはバッテリーなどを含めて553g。実勢価格は約6万円で、3月中旬に発売する。

 「PowerShot N100」は、前面の5倍ズームレンズに加えて、背面にも25mm単焦点の「ストーリーカメラ」を備えたユニークなコンパクトカメラ。被写体と同時に撮影者自身を撮影し、液晶モニターでの再生時に合成して表示することが可能だ。特に動画撮影時には、双方の表情の変化を楽しむことができる。また、撮りためた写真や動画から自動的にフォトムービーにまとめてくれる「ストーリーハイライト」機能を備える。日付や人物を指定すると、カメラが該当する写真を自動で選び、動画ファイルを生成する。

 1/1.7型のCMOSセンサーを搭載し、有効画素数は1210万画素。背面の液晶は、上方向に90度回転する。本体サイズは幅104.5×高さ67.5×奥行き35.8mmで、重さはバッテリーなどを含めて289g。実勢価格は約3万8000円(8%税込み)で、4月下旬に発売する。

 このほか、光学30倍ズームレンズを備える「PowerShot SX700 HS」、光学18倍ズームの「PowerShot SX600 HS」、光学12倍ズームの「IXY 630」、光学10倍ズームの「IXY 140」、光学8倍ズームの「IXY 120」を2月20日に発売する。また、水深25mまでの防水性能と5倍ズームレンズを備えた「PowerShot D30」も3月中旬に発売する。

Kissシリーズ下位モデルは基本性能を向上

 「EOS Kiss X70」は、入門者向けデジタル一眼レフカメラの下位モデル。前モデルの「同 X50」から、CMOSセンサーの画素数や液晶モニターのサイズを向上させた。APS-Cサイズで、有効画素数1800万画素のCMOSセンサーを搭載する。液晶モニターは3型。本体サイズは幅129.6×高さ99.7×奥行き77.9mmで、重さはバッテリーなどを含めて480g。実勢価格は、本体のみで約5万3000円。「EF-S18-55 ISレンズキット」が約6万4000円。いずれも3月下旬に発売する。