写真●米Jeppesenの電子フライトチャート「FliteDeck Pro」
写真●米Jeppesenの電子フライトチャート「FliteDeck Pro」
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 米Microsoftは現地時間2014年2月10日、米連邦航空局(FAA)が電子フライトバッグ(EFB:electronic flight bag)導入における同社タブレット端末「Surface 2」の使用を認定したと発表した。

 航空業界では操縦士が携帯する多数のマニュアルやフライトチャートなどを収めたフライトバッグをデジタルに移行する取り組みが進められており、2016年には世界全体で87%の旅客航空会社がEFBを導入すると見られている。

 Microsoftによると、Surface 2はフライトのすべての段階において使用が認められたという。EFB導入でSurface 2を採用する航空会社は、導入期間を大幅に短縮し、ドキュメントの閲覧にとどまらず、フライトの全行程でSurface 2を活用できるとしている。

 米Delta Air LinesはMicrosoftと協力し、1万1000人以上の操縦士にSurface 2を携帯させるEFB計画を昨年9月に発表している(Deltaのプレスリリース)。

 またMicrosoftは、「Windows 8.1」対応の電子フライトチャート「FliteDeck Pro」などを提供している米Jeppesenや、Surface 2向けアクセサリーを手がける米RAM Mountsなどを紹介した(写真)。

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