ソフトバンク傘下の米Sprintは現地時間2014年2月11日、2013年第4四半期の決算を発表した。売上高は91億4200万ドルで前年同期の90億500万ドルから2%増加した。純損失は10億3800万ドル(希薄化後1株あたり純損失は0.26ドル)で、前年同期の13億2100万ドル(同0.44ドル)から改善した。

 第4四半期における契約件数は、ポストペイドサービスが6万9000件の純減。プリペイドサービスの契約件数は21万9000件純増し、ホールセール方式の契約が32万7000件純増となった。合計の純増契約数は47万7000件で、このうち46万6000人はタブレット端末だった。2013年12月末の加入者総数は5535万人となる。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると、アナリストらは第4四半期の売上高を89億9000万ドルと予測していた。新規契約件数もアナリスト予測を上回ったが、契約件数改善の主要因となったタブレット端末は、Sprintにとって利益性が低いことを指摘するメディア(米Wall Street Journal)もある。

 なおSprintは、ドイツDeutsche Telekomの米国子会社T-Mobileを買収することを検討中だと報じられている(関連記事:SprintがT-Mobile買収を検討中、来年前半にも提案か、米メディアが報道)。

[発表資料へ]