「MappleG-SDK for Android」の開発例
「MappleG-SDK for Android」の開発例
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 昭文社は2014年2月7日、Androidタブレット・スマートフォン向け業務用地図アプリ開発キット「MappleG-SDK for Android」を2月14日に発売すると発表した。オフライン地図機能を組み込んだアプリを簡単に開発できる。

 同キットを活用することで、地図機能を組み込んだシステムを構築できる。同社の販売する地図「マップル」の道路地図をオフラインで利用できるため、ランニングコストが発生せず、端末の通信費を削減できる。営業支援・動態管理のほか、通信環境の不安定な山間部での作業務支援や災害時の利用などを想定している。

 タブレットやスマートフォン用の描画エンジンを搭載し、拡大縮小しても見やすい地図デザインを採用。業務用途に合わせてカスタマイズ可能で、地図上に円や多角形などの図形、アイコンやテキストなど、さまざま情報を描画できる。

 AndroidのGPS APIから取得した情報を元に、現在地を表示する。地図表示は進行方向が上になる「自動回転」と、北を上に設定する「ノースアップ固定」を用意する。使用可能なデータ縮尺は、全国約1200市区町村が1万分の1、全国が2万5000分の1~100万分の1。推奨端末はAndroid 2.3以降(APIレベル9以上)で、開発環境とadb接続(Android Debug Bridge)が可能なもの。