図1●ロゴ
図1●ロゴ
[画像のクリックで拡大表示]

 J.COTTは2014年2月7日、同社がケーブルテレビ事業者と連携して展開する準備を進めている「COTT(ケーブル・オーバー・ザ・トップ)」サービスについて、サービス開始スケジュール、サービス名称およびロゴ、採用セットトップボックス(STB)などを発表した。

 COTTは、一般のインターネット回線を経由して、専用STBに接続されたテレビあるいはスマートフォン/タブレット端末向けに、ケーブルテレビ局が主体になってサービスを提供しようというもの。ケーブルテレビの回線が引き込まれていなくても、ケーブルテレビ局は映像や生活関連の様々なサービスを展開する。サービス名称は「cottio」(コティオ)とする。ロゴは図1の通りである。

 計画では、まず2014年3月1日からスマートフォンおよびタブレット向けサービスを開始する。提供コンテンツはスカパー!オンデマンドで提供されるJリーグオンデマンドである。今後、順次拡大を予定する。

 2014年4月にはSTB経由によるテレビ向けの課金サービスを開始する。このサービスで利用するIP-STB(COTT-BOX)としてピクセラ製のボックス(型番はPRD-MP500S-JT1)を採用した。

 OSにAndroidを採用したSTBであり、各種のIP-VODに対応できる。ケーブルテレビ用STBなどの機器とテレビの間に接続することで、テレビ側の入力切換をすることなく利用できる。「PinP」で既存機器の映像を表示することも可能。

 スピーカーを内蔵しており、接続しているテレビが起動していなくても、緊急警報などを端末自体からスピーカーで通知できる。拡張用のUSB端子を用いてZ-wave通信モジュールを追加することで、各種センサーのゲートウエイとして使える機能も予定する。HEMSや防災、見守り系サービスを取り込むことが可能となる。

[発表資料(PDFファイル)へ]