写真●マーケティングを担当するサイボウズ エンタープライズ市場統括責任者の伊佐政隆氏
写真●マーケティングを担当するサイボウズ エンタープライズ市場統括責任者の伊佐政隆氏
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 サイボウズは2014年2月6日、同社が提供する大企業向けグループウエア「Garoon」の導入社数が国内で3000社を突破したと発表した。この数値はパッケージ製品「サイボウズ ガルーン」とクラウド型サービス「Garoon on cybozu.com」を合計した値。ユーザー数は153万人を超える。

 サイボウズは2002年9月、パッケージ型の大企業向けグループウエアであるサイボウズ ガルーンを発売。2011年12月にはクラウド型のGaroon on cybozu.comの販売を始めた。これまでKDDIや大和証券グループ、九州大学などに導入している。同社でマーケティングを担当するエンタープライズ市場統括責任者の伊佐政隆氏は「クラウド型のサービスを始めた当初は、パッケージ型製品の落ち込みが懸念されたが、現在はどちらの製品も年間200社前後のペースで伸びている」と説明する(写真)。

 また同社は同日、2014年2月9日午前0時から午前7時の間にGaroon on cybozu.comの新機能追加に伴うアップデート作業を行うと発表。新機能では、GUIで人事異動に伴う社員の所属組織の変更を事前に設定しておき、指定した日時に反映する機能や、ユーザーごとに使用できるアプリケーションを制限する機能などを追加する。「サイボウズでは2カ月に1度程度の頻度でユーザー会を開き、そこで顧客からの要望を聞いて機能追加の参考としている。今回の新機能も顧客からの要望に応えたものだ」と、伊佐氏は語る。同社は今後も、クラウド型のGaroon on cybozu.comを半年に一度、パッケージ型のサイボウズ ガルーンを1年半から2年に一度のペースでアップデートする予定であるという。