写真1●セキュリティーレポート連携パッケージのデモンストレーションの様子
写真1●セキュリティーレポート連携パッケージのデモンストレーションの様子
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写真2●ウォッチガード・テクノロジーのUTM機器(写真はエントリー機種のXTM 2シリーズ)
写真2●ウォッチガード・テクノロジーのUTM機器(写真はエントリー機種のXTM 2シリーズ)
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 京セラドキュメントソリューションズジャパンは2014年2月5日、複合機向けのアプリケーションソフト/サービスの一つで、UTM(統合脅威管理)製品が出力したセキュリティレポートを複合機のタッチパネル操作だけで直接印刷できるようにする「セキュリティーレポート連携パッケージ」を発表した(写真1)。同社の複合機と、米WatchGuard Technologies(ウォッチガード・テクノロジー)のUTM(写真2)を連携させる。2月下旬から提供開始する。

 同社の複合機とウォッチガード・テクノロジーのUTMを連携させ、UTMが出力したレポートを複合機から直接印刷できるようにするソフト/サービスである。ソフトウエアの構成要素として、複合機の上で動作する連携ソフト(Java)を今回新たに開発したほか、ウォッチガード・テクノロジーが提供しているUTMレポート作成サーバーソフトを利用する。複合機上の連携ソフトがUTMレポート作成サーバーにアクセスしてレポートを取得し、これを印刷する仕組み。

 ハードウエアは、複合機、UTMレポート作成サーバーをインストールするPCサーバー、UTM機器---の三つで構成する。今回の「セキュリティーレポート連携パッケージ」では、複合機に連携ソフトを導入し、さらに、UTMレポート作成サーバーソフトをPCサーバーに導入して設置する。これにより、UTMが出力したログを可視化/レポート化して複合機から印刷できるようになる。

 印刷可能なレポートは、標準で5種類である。(1)拒否パケットの詳細、(2)ウイルスの検知状況、(3)コンテンツフィルタリングのブロック状況、(4)クライアントごとのWebアクセス先の一覧、(5)危険サイト(レピュテーションベース)へのアクセスのブロック状況、---である。なお、UTMのレポート作成サーバーソフトは、この他のレポートも生成可能である。

 セキュリティーレポート連携パッケージの価格は、個別見積もり。一方、関連サービスとして、UTM機器の導入と導入後の運用保守を提供するサービス「セキュリティーマネージメントサービス」も用意した。こちらは2月5日から提供を開始した。価格(税別)は、年額6万円である。

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