写真●NTTデータ 山田英司代表取締役副社長
写真●NTTデータ 山田英司代表取締役副社長
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 NTTデータは2014年2月4日、2013年4~12月期の連結決算を発表した。売上高は9425億円と前年同期比3.4%増、営業利益は同47.4%減の257億円だった。上期に発生した不採算案件の影響が強く、減益となった。通期の業績予想は据え置いた。

 同社は上期に国内のシステム開発で6件の不採算案件が発生し、営業利益を約290億円押し下げている(関連記事:NTTデータ、不採算案件の発生で通期は下方修正)。記者会見した山田英司副社長(写真)は、上期に発生した不採算案件について「6件のうち1件は既にサービスを開始した。他の5件の案件についても2014年度以降にサービス開始できる予定。案件は想定通りに進んでいる」と、説明した。

 また、同社は2013年10月から社長直轄のプロジェクト審査委員会を設置し、不採算案件の再発防止に努めている。この取り組みについて山田副社長は「既に数件のプロジェクトを審査した。プロジェクト審査委員会には非常に手ごたえを感じている」と、自信を見せた。