写真●SpreadJSウィジェットの画面イメージ
写真●SpreadJSウィジェットの画面イメージ
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 グレープシティは2014年2月4日、業務アプリケーションの画面をHTML5で実現するためのJavaScriptライブラリー集「Wijmo」のラインアップを拡張し、標準のウィジェット(画面部品)に表計算ソフトのウィジェットを追加した上位エディション「Wijmo Enterprise 2013J v3」を発表した。1月30日から出荷している。

 Wijmoは、HTML5で業務画面を実現するためのJavaScriptライブラリー集である。データグリッドやチャートなどの、業務アプリケーションの構築に必要な40種類以上のウィジェットを収録する。開発が容易な軽量JavaScriptライブラリーであるjQueryをベースに作られている。パソコン用の画面とモバイル用の画面を、同一のウィジェットを使って開発できる。

 今回、標準エディション「Wijmo Professional」の上位エディションとしてWijmo Enterpriseを追加した。この上位エディションには、表計算ソフトの「SpreadJS」ウィジェット(写真)が含まれる。SpreadJSは、同社の既存製品「SPREAD」の技術を反映して開発したもので、ソートやフィルタリング、320種類以上の数式、スパークラインや条件付き書式によるデータの視覚化など、Excelと同等の操作性と機能をWebアプリケーションで実現できる、としている。

 さらに、SpreadJSウィジェットを使いやすくするオプションパック「Optional Pack for Wijmo Enterprise」も用意した。表計算画面のレイアウトや形式をGUIベースで設計できるようにしたスタンドアローン型のデザイナーソフト「SpreadJSデザイナ」と、SpreadJSとExcelファイルとの間でデータをインポート/エクスポートするサーバーソフト「ExcelIOサービス」を提供する。

 価格(税別)は、以下の通り。標準エディションのWijmo Professionalは、初年度費用が5万5000円、2年目以降の更新料が年額2万2000円。表計算ウィジェットを含んだWijmo Enterpriseは、初年度が9万円、更新料が3万6000円。オプションパックのOptional Pack for Wijmo Enterpriseは、初年度が2万5000円、更新料が1万円。