写真●QuickスキャンV3の概要図(出典:サイオステクノロジー)
写真●QuickスキャンV3の概要図(出典:サイオステクノロジー)
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 サイオステクノロジーは2014年2月4日、複合機の画面操作だけでスキャンデータを電子文書に変換するアプリケーションソフトの新版「QuickスキャンV3」を発表した。リコー製の複合機の上で動作する。新版では、Windowsファイル共有サーバーに保管されている文書ファイルを指定して印刷できるようにした(写真)。

 Quickスキャンは、リコー製の複合機の上で動作する、スキャンデータの電子文書化ソフトである。複合機の画面操作だけで、スキャンしたデータを、画像(TIFF/JPEG)のほか、PDFやXDW(DocuWorks形式)などに変換し、これをWindowsファイル共有サーバー上に保存する。OCR(光学文字読み取り)オプションを使うと、PDF(テキスト付き)やOffice文書(Word、Excel、PowerPoint)などにも変換できる。保存先やファイル名も、ボタン操作だけで簡単に指定できる。

 新版では、Windowsファイル共有サーバー上のPDF文書を複合機から直接印刷できるようにした。複合機の画面上で、フォルダーツリーから印刷対象のPDFファイルを選ぶ。これにより、文書ファイルを印刷するために、いちいちパソコンを立ち上げたり、PDF閲覧ソフトを起動したりする手間がなくなる。

 QuickスキャンV3は、大塚商会が2014年3月上旬から提供開始する。大塚商会が過去に販売した複合機や、新規に販売する複合機が対象となる。大塚商会によるQuickスキャンV3の価格(税別)は7万円。