スマートフォン向けの無料通話・コミュニケーションアプリ「LINE」を開発・提供するLINEは2014年2月3日、同社の公式ブログで2013年のゲームを除いたアプリ売上ランキングにおいて、LINEが世界1位を獲得したことを明らかにした(LINE公式ブログ)。

 ランキングは米調査会社であるApp AnnieがApp StoreおよびGoogle Playを対象に実施したもの。同社の調査によるとLINEは、米マイクロソフトの「Skype」や米WhatsAppの「WhatsApp Messanger」といった競合アプリを抑えての1位となっている。

 一方、ゲームを除くアプリのダウンロード数ランキングではLINEは世界6位。1位は米フェイスブックの「Facebook」。2位から4位はLINEと直接競合するコミュニケーションアプリがランクインしている。2位は「WhatsApp Messanger」、3位は「Skype」、4位は「Facebook Messanger」となっている。5位は同じくフェイスブックの「Instagram」。なお7位は米ツイッターの「Twitter」、8位は米グーグルの「YouTube」、9位と10位にはやはりLINEと直接競合する米Viber Mediaの「Viber」、中国Tencentの「WeChat(微信)」が入っている。

 LINEは2013年11月25日に登録ユーザー数が3億を突破し(関連記事)、同社の森川亮代表取締役社長は2014年中に5億ユーザー突破を目標に掲げている。こうした調査結果を見ると、スタンプ販売などのプラットフォームとしてLINEが成功している傾向が読み取れる一方、ダウンロード数では競合アプリの後塵を拝しているなど、同分野のアプリの競争が一段と激しくなっている様子がうかがえる。