ルーキーは2014年2月3日、プロジェクト管理ソフト「Redmine」とバージョン管理ソフト「Subversion」をSaaS型で提供するサービス「Rookie Saas Redmine」を発表した。同年1月20日から提供を開始している。OSS(オープンソース)開発用途の無償コースと、一般用途の有償コースを用意した。

 Rookie Saas Redmineは、Web型で動作するプロジェクト管理ソフト(Redmine)とバージョン管理ソフト(Subversion)を、月額制のSaaSとして提供するサービスである。ソースコードの開発用途に加え、業務プロジェクトの進ちょく/タスク管理やオフィス文書のバージョン管理に利用できる。なお、RedmineとSubversionは、いずれもOSSである。

 用途に応じて、二つのコース(ライセンス)を用意した。「スタンダード」コースは、一般企業向けの有償コースである。月額料金(5%消費税込み、以下同)は5250円で、ストレージ容量は4Gバイト。ストレージを増設する場合は、追加1Gバイト当たり月額680円。契約期間は6カ月単位。

 スタンダードコースでは、Redmineのプロジェクト数に制限はない。Subversionのリポジトリーデータベースは標準で1個だが、別途リポジトリーデータベースの追加ライセンス「Rookie SaaS Subversion」を契約できる。Rookie SaaS Subversionの料金は、月額2100円でストレージ容量2Gバイト付き(追加1Gバイト当たり680円)。

 もう一つのコース「OSSコミュニティ」は、OSSの開発用途に特化したコースである。Rookie Saas Redmineを使って管理する著作物にOSSライセンスを適用して公開するなど、ある一定の条件を満たすと、無償で利用できる。スタンダード版との機能の違いは、ストレージ容量が1Gバイトに制限されること、プロジェクト数が1個に制限されること、リポジトリーデータベースが1個に制限されること、など。