写真 説明をするWOWOWの和崎社長
写真 説明をするWOWOWの和崎社長
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 WOWOWは2014年1月31日、「2013年度第3四半期決算説明会」を開催した。代表取締役社長の和崎信哉氏(写真)らは報道陣に対し、第3四半期末時点の収支状況や加入状況などを説明した。

 2013年度第1~3四半期の累積加入件数は263万6227件で、前年同期比4809件増となった。2013年度単体の加入者の増減数は、第3四半期末時点で増加に転じた。2013年10月から12月にかけて放送した人気アーティストのライブ中継などが、新規加入増をけん引した。

 WOWOWは、2013年度に加入件数を前年度比で8万件増やし、271万1000件とする計画を立てている。和崎氏は、「2013年度の純増は達成できるだろう」としたうえで、「後は目標値(8万件増)にどれだけ寄せられるかの勝負になる。全力を挙げて目標を達成したい」と意欲を見せた。

 同社の2013年度第3四半期の連結業績は、売上高が524億4200万円(前年同期比0.1%減)、営業利益は63億9500万円(同35.2%増)、経常利益は66億9300万円(同32.8%増)、純利益が41億6600万円(同33%増)である。売上高は、有料放送収入が前年同期に比べて増加となったが、その他収入が減少したため、トータルでは前年同期比マイナスとなった。経常利益などは、前年同期に比べて大型番組への費用投下が少なかったなどの理由から、増益となった。